アルカラスの『サンシャイン・ダブル』を阻止したディミトロフが4強入りでトップ10復帰に王手 [マイアミ・オープン/テニス]
アルカラスの『サンシャイン・ダブル』を阻止したディミトロフが4強入りでトップ10復帰に王手 [マイアミ・オープン/テニス]
ATPツアー公式戦「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月20~31日/賞金総額1040万4205ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第11シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)を6-2 6-4で倒してベスト4進出を決めた。 ~マイアミ・オープンでトップシードを倒して4強入りを決めた第11シードのディミトロフ選手~ 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したディミトロフは第2セット4-1から4-4に追いつかれたが、最後に4度目のブレークに成功して1時間33分で2試合連続今季3度目の対トップ10勝利を挙げた。 前週のインディアンウェルズ(ATP1000/ハードコート)で今季初タイトルを獲得していたアルカラスは『サンシャイン・ダブル(インディアンウェルズとマイアミの連続優勝)』を目指していたが、連勝は「9」でストップした。 「彼に勝つためには最高のテニスをしなければならない。僕はとても集中してこの試合に臨んだし、自分が何をしなければならないかを明確に理解していたと思う」とディミトロフは試合後のオンコートインタビューで語った。 「前回よりも少しだけうまくゲームを読み、試合の主導権を握ることができた。全体的に僕にとって素晴らしい試合だったと思うし、ストレートで終えることができてとにかくうれしいよ」 ディミトロフは次のラウンドで、ファビアン・マロジャン(ハンガリー)を6-3 7-5で破って勝ち上がった第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。 ズベレフは初対決だった2014年10月のバーゼル(ATP500/室内ハードコート)1回戦でディミトロフに6-2 4-6 2-6で敗れたが、それ以来2016年から昨年まで7連勝中となっている。ディミトロフは連敗を食い止め決勝に進出すれば、2018年10月以来となるトップ10復帰を決めることができる。
テニスマガジン編集部