維新の課題は『いかに党勢を立て直すか』 代表選に立候補の4人は何を訴えている? 新代表は12月1日決定
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日本維新の会の代表選挙が告示。新代表はどんな政党を目指すのでしょうか。 11月17日に告示された日本維新の会の代表選挙。維新は今年10月の衆議院選挙で公示前から5議席失う結果となり、馬場伸幸代表は責任を取る形で不出馬。新たな代表が党のかじ取りを担います。 突きつけられた課題は、どうやって党勢を立て直すのか。大阪府知事を務める吉村洋文共同代表は、維新から“永田町の文化”を変えていきたいと話します。 (吉村洋文共同代表)「飲み食いのやり方、政治の意思決定のあり方、ここは大きく変わるチャンスです。どこで政策が決定されているのか分からないようなやり方では日本は絶対良くならない。オープンで透明なプロセスの中で政治の意思決定をしていく」 党副幹事長の金村龍那衆院議員(45)。「政治とカネ」の問題を踏まえ、全ての政党がきちんと管理・規定されるための「政党法」を作るべきだと訴えます。 (金村龍那衆院議員)「政党のガバナンスが各党バラバラ。バラバラだからこそ自民党みたいなズルやウソも許されてしまう。政党そのものをしっかりと規定するガバナンス法の制定も必要です」 関西以外の小選挙区、広島4区を制した空本誠喜衆院議員(60)。維新を支える地方議員に負担が大きいとされる『身を切る改革』にメスを入れたいといいます。 (空本誠喜衆院議員)「身を切る改革だけでは、全国の地方議員、首長を増やすことはできません。これが現状です。身を切る改革を大きく見直していくことが必要」 元神奈川県知事の松沢成文参院議員(66)。党内で風通しの良い議論をするため、党の代表などの任期に制限を設けるべきだとしています。 (元神奈川県知事 松沢成文参院議員)「私は知事多選禁止条例、全国で初めて(知事時代に)ルールもしっかり作って改革しています。だから、権力が集まるポストは長いことはやらせない、循環させていく。代表の任期制度も作っていくべき」 維新の代表選は12月1日に投開票され、新代表が決定します。
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