菊池雄星、ついにダルビッシュと同年俸まで登り詰める…エンゼルスと3年97億円 米メディア「堅実な先発投手の獲得にこれくらい金額が必要」
アストロズからFAとなっている菊池雄星投手(33)がエンゼルスと総額6300万ドル(約97億円)の3年契約に合意したと25日、米メディアが報じた。平均年俸2100万ドル(約32億3000万円)はパドレスのダルビッシュ有投手(38)の来季年俸と同額で、現時点でメジャー先発投手の17位タイとなる。 ◆菊池雄星の妻・瑠美さん、ブルージェイズの女子会を公開【写真】 25日の米ユーチューブ・チャンネル、ジュラフネックマークは「この金額に驚くファンもいるかもしれないが、いまの大リーグは堅実なFA先発投手を獲得するのに、これくらいの金額が必要。ここ数年、最低でも年俸1700~1800万ドル(約26億2000~27億7000万円)未満でいい投手と契約するのはほとんど不可能だ」と指摘。 具体的に「マーケットを見渡せば、今季のマイルズ・マイコラスは全くお粗末だったが、年俸1700万ドルだ」「菊池と近い年俸の投手といえば、ジェームソン・タイヨンは1800万ドル。ルーカス・ジオリトは数年間ひどかったのに、1900万ドル(約29億3000万円)だ」と比較した。 元巨人のマイコラスはカージナルスで昨季は防御率4・78、今季5・35と苦しんでいる。レッドソックスのジオリトは昨季防御率4・88で、今季は3月に右肘手術を受けて全休した。 さらに同メディアは「一方の菊池はブルージェイズで苦しんだが、アストロズに移籍して以降は素晴らしかった。しかも2019年に海を渡って以来、年を経るにしたがってどんどん良くなっている。この年俸は適正価格だし、昨季99敗でワースト記録を更新したエンゼルスを改善してくれる投手になるはずだ」と期待した。 菊池は今季前半、ブルージェイズで防御率4・75だったが、7月末にアストロズへトレード移籍して以降は10試合で5勝1敗、防御率2・70だった。また、メジャー挑戦1年目だった2019年は防御率5・46、翌20年は5・17だった。
中日スポーツ