冬を前に注意!石油を使う暖房器具が原因の火災 使用前の点検を徹底 正しい「給油」を
山陰中央テレビ
これからの季節、石油ストーブやファンヒーターなどの出番が増えてきますが、注意したいのが火事です。暖房器具を使い始める前の注意点をおさらいします。 製品評価技術基盤機構「NITE」によりますと、過去5年間で発生した暖房器具が原因となる火災は582件で、使用頻度が高まる11月以降は増加傾向にあります。 特に、大きな事故につながるのが石油を使った暖房器具。 火事による死亡事故は毎年のように起きていて、5年間で56人が死亡しています。 「NITE」は、引火する可能性があるため、ほこりはふき取ることや、昨シーズンの灯油を使用しないことなど、使用前の点検を徹底するよう呼び掛けています。 また、火災事故の最も多い原因は…。 灯油をこぼして引火するケース。 給油口のふたがきちんと閉まっているかを確認することも重要です。 そして、もし、火事が起きてしまったら…。 ぬれたシーツを上からかぶせることも効果はありますが、最も有効なのはやはり消火器です。消火器の場所を確認しておきましょう。 炎が背丈を超えている場合は、初期消火は困難に。 消火しようとして逃げ遅れるケースもあり、身の安全を第一に考えることが大事です。
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