「以前ほど強くない」オーストリア国内の覇権を失ったザルツブルクにライバル勢が言及「彼らと競争できている」
LASKのウクライナ代表DFマクシム・タロロフが、チャンピオンズリーグ(CL)へのストレートインを逃したオーストリア1部の強豪・ザルツブルクについて言及した。 21日、CL本戦出場を懸けた最終舞台「プレーオフ」の1stレグでディナモ・キーウとザルツブルクが対戦予定。ディナモ・キーウのホームゲームとして今回はポーランド開催だ。 ザルツブルクは22-23シーズンまでオーストリア1部を10連覇し、過去2年CLへは予選を戦わず、グループリーグにストレートイン。しかし、昨季11年ぶりに国内リーグ2位と優勝を逃し、今季は予選から始めることとなった。 ウクライナ『24』は今回の一戦を前に、オーストリア1部のLASKに所属するウクライナ代表DFタロロフを取材。タロロフはザルツブルクについてリスペクトを示しつつ、「以前ほどは強くない」と語る。 「ディナモ(・キーウ)が彼らに勝てると断定する要素はないよ? CL予選があって3日おきにプレーしている事実は、シーズン頭の段階では、むしろ良い影響と捉えていいもの。ザルツブルクはアタッカーの能力もとても高い」 「けど、ザルツブルクと“対等”に近い位置で競争することが、いま僕らにとって現実的な目標となっているんだ。もはやオーストリア1部はザルツブルクにとって簡単な舞台じゃない」 「長い間、ザルツブルクのトロフィー独占(※)をどこも阻止できなかったけど、昨季はシュトゥルム・グラーツが国内2冠だ。ザルツブルクの全盛期は4~6年前だったと言っていい」 (※)2013-14シーズンから2021-22シーズンまでの「9年間」で、ザルツブルクはリーグ&カップ戦の国内2冠が「8回」 タロロフはザルツブルクについて、前述のように「アタッカーの能力がとても高い」としつつも、「ベストプレーヤーを放出し続けているしね」と、人材供給クラブならではの側面が、数年前ほどは上手く循環していないと指摘。 今季開幕3連勝で首位に立つザルツブルクだが、それでも以前ほどはライバルたちから恐れられていない様子。まさに盛者必衰の理である。
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