ボールを乗せる部分が軟らかい超高級ティー(1本836円)の実力とは!? 「トルネードティー」を実践投入してみた
ティーにヘッドが当たる感触が全くない
さっそく使ってみました。地面に刺すときは下の樹脂の部分を持つか、上部のモノフィラメント構造部分をペタンと潰して一緒に上から押し込むかです。 僕はペタンとやると壊れそうにかんじるので、樹脂の部分を持って刺しました(ペタンとやっても壊れないらしいです)。 ティーがある程度まっすぐ立ってないとボールを乗せるときにフニャッとなって落ちてしまいます。今までボールを乗せやすいタイプのティーをよく使っていたので、少しだけ面倒だな、と思いました。そんなに難しい作業ではないですが。
ショットをしてみると、なるほど本当にティーがヘッドに当たるような感覚は全くありません。本当に気持ちよく振り抜けます。 そして肝心の飛距離ですが、個人的には「お、これは飛んでるぞ」というホールが1ラウンドで2~3回ありました。これがティーのおかげかどうかは分かりませんが、飛んでいるホールだと10ヤードくらいはいつもより前にありました。 打球を見ていると、スピン量は少し減っているような飛び方になっていたので、その効果はありそうには感じました。
打った場所に必ず留まるのでなくす心配はない
そして心配なのは、無くなったり折れたりしないのか? ってことです。だって1本836円ですから、ボールの行方よりもティーがどこに飛んだかっていうのが気になるじゃないですか。 でも、これは心配ご無用で僕は2ラウンドガッツリ使いましたが、1度も地面から抜けることなく、全ショットで刺した場所にそのまま残っていました。 これはやはりモノフィラメント構造部分が軟らかくて、インパクトの衝撃を和らげてくれているからティーが飛んでいかないってことなんでしょう。それを考えると、やっぱティーのおかげで飛距離も伸びてるのかもと思わされます。
「トルネードティー」を2ラウンド使ってみての主な感想は以下が挙げられます。 ・インパクトの衝撃がないし、ソールにキズがつかない。 ・飛距離が伸びたショットがあった。 ・スピン量は減っているように感じた。 ・ティーが飛んでいかないのでなくならない。 そう考えてみると、1本836円でもコスパは悪くないと思います(決してよくはないですが……)。本当に1000回打っても大丈夫かは分かりませんが、2ラウンド使ったくらいでは全くヘタっていません。ショットのたびにティーを探さなくていいっていうのも、けっこうラクでいいです。 飛距離やスピン量に関しては、あくまでも僕と同伴競技者の感想なので保証はできませんが、僕的にはまあまあ満足しています。 でもできれば2本か3本セットで売ってくれないかな~とは思いますけど。興味のある人は、思い切って使ってみてはどうでしょう。友達とシェアするのもいいんじゃないでしょうか。もちろんルール適合なので、競技でも堂々と使えますよ。
野村 タケオ