山陰3地銀 9月中間決算出揃う 山陰合銀と島根銀行は増収増益 鳥取銀行は増収減益
山陰中央テレビ
山陰両県の地方銀行3行の中間決算が出揃いました。 このうち、山陰合同銀行の9月期中間決算は、連結ベースで一般企業の売上にあたる経常収益が634億9700万円、純利益は83億5600万円で、増収増益でした。大幅な増益の要因として、本業である貸出金利息や、コンサルティング業務による事業支援手数料などが増加したためとしています。 島根銀行も増収増益です。連結ベースで経常収益は2023年の同じ時期より19.1%増え、52億600万円、純利益は73%増の5億200万円でした。スマートフォン向けのネットバンキングサービスが好調で、増加した預金を元手に国内債への投資を拡大し、有価証券全体の利回りが改善したということです。 鳥取銀行は、株式等の売却益が増えたなどことから、連結ベースで経常収益は2023年の同じ時期より18.9%増え、86億3900万円と増収だった一方、賃上げの実施や不良債権の処理に伴う与信関連費用の増加によって、純利益は5%少ない7億1300万円で、2年ぶりの減益となりました。
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