パリ五輪日本代表への思いも高まる2024年…“テーブス&キング流”のプレッシャーとの向き合い方
■ いかに“プレッシャー”と向き合うか
――今年はパリ2024オリンピックも控えています。ご自身にとって日本代表というものはどのような位置づけでしょうか。 テーブス やっぱり間違いなくパリ五輪に出たいという気持ちは強いです。去年のワールドカップ前に代表選考から落選してしまって。すごく悔しい気持ちは忘れていないですし、それをバネにして、もし呼ばれたら貢献できるように、まずは目の前のシーズンをしっかりやりきることだと思っています。 キング いま現在でいえば、どちらかというと5人制よりも3×3の代表で出たいという気持ちが強いですが、もちろん、5人制で代表に入るという夢はずっと持っているので、それは決して諦めずに目指していきたいです。日本を背負って世界と戦うということは、選ばれた選手しかできないですし、そこは引退するまで絶対に諦めないでいたいです。 ――今年からアディダスでは、あらゆるアスリートが直面する“プレッシャー”に光を当てる、新たなキャンペーンが始まっています。「YOU GOT THIS(大丈夫、いける。)」がそのメッセージになりますが、普段どのようにプレッシャーと戦っていますか。 テーブス これは本当に難しいことだと思いますし、向き合い方は人それぞれだとは思うのですが、自分はプレッシャーがかかる瞬間こそ、純粋な気持ちでバスケを楽しんでやろうと意識しています。もちろん、それはバスケだけじゃなく、いろいろなことでプレッシャーがかかる状況というのがたくさんある中で、そういうときこそ自分が取り組んでいる理由というか、その原点を忘れずにやることが大事だと思います。 キング 自分の場合は、今まで努力してきたことを思い返すというか、なぜいま自分はこの位置にいるのか、自分が今まで努力を続けてきたからこそ、この場面に立てている、と思うようにしています。だから、そういった場面では自分自身を強く持ってプレーするように心がけています。お父さんからも「努力してきた自分に自信を持たないと絶対に上手くいかない」と昔からずっと言われてきました。そうやって自分を信じてプレーし続け、それが結果的に失敗しても、次の自分につながると思っています。 ――最後に、現在のお気に入りシューズと、そのこだわりポイントを教えてください。 テーブス 今のお気に入りはAE1ですね。発売前から期待の大きかったバッシュだと思いますが、NBAのアンソニー・エドワーズ選手の最初のシグネチャーモデル。今回のオールスターでも履かせていただいたのですが、見た目ももちろんかっこよくて、鋭い感じのデザインが好きですね。履き心地も最高ですし、グリップの良さもこのシューズの特徴で、本当におすすめです。 キング 自分は本当に優柔不断なので、1つは選べないんですよね(笑)。練習でも色々な種類のバッシュを履いています。いま試合ではローズのSon Of Chi ⅡやⅢを履いていますが、それはローズが好きなこともありますしね。僕も今回のオールスターで履いたAE1は最高でした。手に取ったときは少し重たさを感じたのですが、実際に履いてみると(重さを)感じませんでした。アンソニー選手のような動きは無理ですが、それくらい激しく動いても、靴の中で足がズレないので、すごいシューズだと思います。
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