【インタビュー】新山千春、42歳で始めた妊活。「後悔してほしくない」から思春期の娘の子育て中でも、治療を公表した真意
先月、かねてより交際していた13歳下の恋人との再婚を発表したタレントの新山千春さん。旦那さんとの出会いのきっかけである『マッチングアプリを始めた理由、旦那さまとの出会い、42歳のいまなぜ再婚をしたのか』のお話に続き、【後編】の本記事では思春期の子育て、そして妊活についてリアルな声を伺いました。 【データ】男性・女性の未婚率の推移、30~40代女性の結婚願望は?
娘のことは「心配するより信頼する」
娘のもあは現在17歳。娘は友だちに「もあちゃんちはめずらしいと思うよ」とよく言われるらしいのですが、我が家では恋愛のこともお互いに全部話すんですよ。それこそ、マッチングアプリに登録したことも報告していました。でも娘のことはやっぱり心配だから干渉しちゃうのですが、干渉しすぎて失敗したこともありました。高校受験のときは特にぶつかりましたね。 その経験から、心配することよりも信頼することが大事だなって思いました。「スマホをいじっている時間が長いけど」とか「ずっとLINEばかりしているけど」とか、いろいろと言いたいことは溜まっていきますが、見守ることも大切。どうしても伝えたいときは、「もあだったら大丈夫だと思うんだけど」「もあのこと信じてるよ」という言葉を足してみると、うざがられずに、娘も気楽に応えてくれるかななんて思いますね。 娘もタレントとして活動していて、共演することもあります。昨年は恋愛リアリティーショー(『恋する♥週末ホームステイ 2022秋 ~Honey Soda Story~』、通称「恋ステ」)にも出演。娘として見ているところもあれば、ひとりのタレントさんとして見ているところもあって……いろんな想いがありましたね。本人らしさが出ていたのかなとは思うので、安心したところもありました。恋愛に対してのピュアな部分はこの先も持っていてほしいな。
妊活を公表「同じような後悔をしてほしくない」
現在42歳。自然に子どもを授かる可能性が高くはないこともわかっていますし、不妊治療についてもいろいろと調べました。体外受精の保険適用は43歳までに3回ですが、40歳未満なら6回まで適用されます。もっと早く結婚を決断していたら、もっと早く多くの情報に触れていれば……6回のチャンスがあるうちに受精卵の凍結ができたかもしれない、と正直、後悔しています。 同じような境遇の方が、同じような思いをしないで済むように、不妊治療についてもっと広めていくことも必要だなと思いました。最近、指原(莉乃)さんが卵子凍結したと公表したこともあって、昔よりは認知されてきていますが、まだまだ堂々と周囲には言えない空気がありますよね。そんな雰囲気がなくなればと、妊活中であること、妊活のリアルを発信することにしました。また、将来的にお子さんを考えている方に少しでも早く情報に触れてほしいと思っています。 聞いてはいましたが、妊活って体調的にも経済的にもこんなに大変なんだなって経験して身をもって感じています。保険適用といっても、かなりの金額です。お会計のたびに、ひっくり返るくらい高くて。