NPB挑戦の1年 シーズンを総括 オイシックス橋上監督“ドラフト指名の難しさ”
ことし、プロ野球2軍のファーム・リーグに参加したオイシックス新潟アルビBC。橋上監督はシーズンを振り返り、選手の対応力を評価した上で、ドラフトで指名される難しさについて話しました。 5日はオイシックスの橋上秀樹監督と池田拓史社長などがシーズンを振り返りました。 〈オイシックス新潟アルビBC 橋上秀樹監督〉 「私自身、シーズン前に描いていた戦いを考えると、選手は十分にやってくれたと思う。相手と戦って試合数をこなしていくごとに選手の対応力が目に見えて向上していくのが見て分かるシーズンとなった」 ファーム・リーグ初挑戦となったことし。41勝79敗6引き分けで8チーム中、最下位でシーズンを終えました。 一方で、独立リーグの約2倍となる126試合を戦い抜き、ホームでの勝率は5割を超えました。 また、ホームゲームの動員数は約8万人で1試合あたり1247人でした。 〈オイシックス新潟アルビBC 池田拓史社長〉 「ホームでの健闘ぶりをサポーターが認めてくださり、日に日にスタジアムの熱量・熱気を感じながら選手一同、戦っていた。1試合の平均として1800人を目指していける球団。高い目標だが(来季は)目指したい」 シーズン当初、チームは5人の選手がドラフトで指名されることを目標にしていましたが、ヤクルトから育成枠で指名された下川隼佑投手のみにとどまりました。 この点について橋上監督は… 〈オイシックス新潟アルビBC 橋上秀樹監督〉 「選ぶ人のニーズと合致しないと難しい。今後の指導にどう生かしていくのか大きな課題になってしまった。全部さらけ出して見てもらったうえで指名してもらうことが1番」 独立リーグ時代も含め、のべ5年間、チームを率いた橋上監督は退団することが決まっています。 ファーム・リーグ2年目となる来シーズン、オイシックスはどんな戦いを見せてくれるのでしょうか。