【横浜好き】ベイスターズ、球団最多235万8312人の記録。過去の観客動員数の記録を調べてみた
10月3日に今季の本拠地最終戦が行われ、阪神に1-3で敗戦。クライマックスシリーズ(CS)前哨戦の惜敗で、今季の対阪神戦の負け越しが決まり、試合後のセレモニーで三浦大輔監督は、「3位という結果に終わって、すみませんでした」と頭を下げました。
三浦監督は「もう一度、横浜スタジアムで試合ができるように」と、CSからの下剋上を誓いましたが、この日の試合で同球場でのプロ野球興行における1日の最多動員となる3万3761人を記録。さらに2024年シーズン主催試合の観客動員数235万8312人も、球団最多観客動員数を更新しています。
最多観客動員数の更新は2019年以来で、コロナ禍による観客動員数減から完全復活したシーズンとなりました。たくさんのファンの歓声がチームの力になることはいつの時代も変わりないもの。今回は球団の年度別入場者数の歴史を調べてみたいと思います。
球団別入場者数の記録が残る最初のシーズン、大洋ホエールズ時代の1952年は23万1730人でした。この年は7チーム120試合制で行われ、セ・リーグ全体の入場者数は290万1829人で全体の1試合平均は6909人。大洋は58勝62敗で、優勝した巨人とは25ゲーム差の4位でした。
その後は試合数も増え、130試合制で初のリーグ優勝を果たした1960年に56万3500人と初めて50万人を突破しましたが、全体の1試合平均が1万3600人まで増えたリーグでは、最少(リーグトップは巨人の154万3700人)の数字でした。
140試合制だった1964年に78万5850人で当時の球団記録を更新した後は、60万から70万台で推移し、1973年に82万3700人で初の80万人台を記録すると、ほぼ順調に右肩上がりの数字が続き、1978年に143万7000人(130試合制)で一気に100万人越えを果たしました。
この年は、前年までの川崎球場から現在の横浜スタジアムに本拠地移転した年で、チームの順位は64勝57敗9分で4位。観客動員数は前年のリーグ最下位から阪神、広島を抜いて4位となりました。