名門ゴルフ場でイノシシが大暴れ ラウンド中に襲撃された「出光一族」社長夫妻が緊急搬送されていた!
わずか20分間の″襲撃″だったという。 1月6日午後1時半ごろ、福岡県宮若市の名門ゴルフ場『ザ・クラシックゴルフ倶楽部』の外周フェンスを突き破って、コース内にイノシシが侵入。ラウンド中の老夫婦をめがけて突進、大ケガを負わせるという事件が起きた。 【観覧注意!】イノシシに立ち向かうも襲撃された従業員「40針縫う裂傷」痛ましい患部写真 「老夫婦はともに緊急搬送されたのですが、奥様のほうが重傷。現場に居合わせた人間によれば、応急処置のためにウエアを脱がせたら背中がパックリと割れていたのだとか……。助けに向かった従業員Aも右足のふくらはぎと太ももに40針縫う裂傷を負って、入院しています」(ザ・クラシックゴルフ倶楽部関係者) 1枚目写真が3人を襲ったイノシシで、2枚目がA氏の右足である。 日本女子オープンゴルフ選手権など、ビッグイベントを開催した名門ゴルフ場での前代未聞の惨事に、地元の直方(のおがた)警察署もすぐ捜査に乗り出したのだが――不可解なことに1週間、そして10日が過ぎてもメディアがこのニュースを取り扱うことはなかった。A氏の知人が憤る。 「それだけじゃない。倶楽部側はAに対して補償の話も見舞金の支払いの話も一向に切り出してこないのです。かわりに言われたのが『このことは外部には漏らすな』。入院先と自宅が離れているから転院させてくれ、という申し出も聞き入れてくれなかったそうです。重傷を負った老夫婦がVIPだから、そちらの対応にかかりっきりなんでしょうが……」 この知人によれば、緊急搬送された老夫婦は出光興産を創業した出光家の血を引く、有名企業の社長夫妻だという。 VIPがラウンド中に獣に襲われたとあっては、沽券(こけん)にかかわると考えたのか。ザ・クラシックゴルフ倶楽部は「出光一族」の社長夫妻が緊急搬送されたという事実を認めたうえで、こう回答した。 「事件の公表については、警察による聞き取り調査後、情報を整え、被害を受けた方のご意向の確認が取れ次第、必要に応じてさせていただきます。社員には、プライバシーの問題もあり、被害にあわれた方のお名前は口外しないようにと注意喚起しているものですが、事件そのものを隠す意図はございません」 A氏については「労働災害として取り扱うと共に誠実に対応して参ります」という。同ゴルフ場の運営会社が掲げる社是、「誠実のある会社」「信用のある会社」「希望のある会社」が今、問われている。 『FRIDAY』2024年2月2・9日号より
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