「今より下がることはない」果物の定番“リンゴ”が3割高…今後さらに上がる可能性も 2023年の猛暑で不作に
6月1日から600品目以上の商品が値上げされる。 その波は、果物の定番「リンゴ」にも押し寄せていた。 【画像】キラキラと宝石のように輝くリンゴあめ
果物の定番リンゴが3割高
鍋いっぱいに溶かした飴。 そこにリンゴ1個をたっぷりとつけて出来上がった「リンゴ飴(あめ)」。 キラキラと宝石のように輝くリンゴ飴。 東京・大田区にあるリンゴ飴専門店「富士林檎 蒲田店」では、1日に使う数は約250個。 約5箱分が売れるという。 この時期は、青森県産の「ふじ」を使用しているが、仕入れ値は…、 富士林檎 蒲田店・加藤 渚さん: 天候とか異常気象の影響でリンゴの仕入れ値が高くなっていて、1.8倍になっています。 倍近くになった仕入れ値。 原因は、2023年の猛暑による不作。 農水省によると、高温による生育の遅れなどで、2023年の生産量出荷量は過去最低に落ち込んだ。 富士林檎 蒲田店・加藤 渚さん: やっぱりおいしいリンゴ飴を提供したい。(リンゴの)等級は変えずにそのままで続けています。
今後さらに価格が上がる可能性
リンゴを使う近江屋洋菓子店では、煮詰めたリンゴをパイ生地で包んだ「アップルパイ」が焼き上がっていた。 夏以降に入荷するリンゴの価格次第では、値上げに踏み切る可能性があるという。 近江屋洋菓子店・吉田由史明社長: どうしても高くなってしまったら、値上げも考えざるを得ない。リンゴ不足は人ごとではないと思っています。 都内のスーパーを取材すると、店頭に並ぶ青森県産のリンゴがひと盛り580円。 店では2024年に入ってから、徐々に仕入れ値が上がったという。 アキダイ・秋葉弘道社長: サイズもあるが、2割は高い。ものによっては3割近く高くなっている。 今後、価格はどう推移していくのか。 聞いてみると、このような答えが返ってきた。 アキダイ・秋葉弘道社長: (価格は)間違いなく上がる。確信持って言える。 今より下がることはないんで、今買っておく。 (「イット!」5月31日放送より)
イット!