「記録よりも記憶に残る戦い」ブレイキン予選敗退、19歳日本人選手に海外からも絶賛の声「なぜ敗退したんだ?」【パリ五輪】
圧巻のパフォーマンスに海外ファンからも熱視線を浴びている。 今回から新競技となったブレイキン男子は現地10日に行われ、メダル獲得はならなかったが、若き才能に注目が高まっている。 【画像】エアコンなしの質素なデザイン? パリ五輪選手村の全容をチェック 19歳の大能寛飛(おおの・ひろと、ダンサーネーム:HIRO10)は初戦で中国人ダンサーと対戦、パワームーブを披露すると、会場のコンコルド広場もヒートアップ、一気に盛り上がった。しかし結果は0-2で落とし、1次リーグ最終戦は世界選手権王者の肩書も持つ米国人ダンサーVICTORと対戦。HIRO10はヘッドスピンなど自身の得意技を連発、善戦したものの、また0-2で敗戦、この判定には試合を見守った観客も不満が噴出、大ブーイングが起きたほどだった。 魂のダンスバトルを見せたHIRO10は終了後「ここまでやってこられたのも皆さんのおかげ。色々な気持ちを考えて、涙が止まらなくなった。最後は自分の大好きなブレイキンを見せられたので嬉しかったです」と万感あふれる様子を示した。 そして、この魂がこもったダンスシーンには海外のファンからも応援の声が続々、上がっている。HIRO10のインスタグラムには「本当に感動しました」「記録じゃなく記憶に残る戦い」という声や、海外ファンからも「(あのダンスで)なぜ敗退したんだ?」「才能は隠しきれない」と絶賛の声が続々と集まっている。 五輪新競技のブレイキンをめぐっては、初代女王に湯浅亜美(ダンサー名=AMI)が輝くなど、人気沸騰。ヒップホップ用語である「レペゼン」(自己表現)や、選手たちがくり広げるキレのあるパフォーマンス、独創的な衣装など様々な点がフォーカスされている。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]