[MOM4800]帝京長岡MF水川昌志(3年)_指揮官も「ビックリ」、仲間も驚く一発!! “怖さ”を感じさせる選手へ成長遂げる実力者
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ] [7.30 総体3回戦 東海大相模高 0-4 帝京長岡高 Jヴィレッジ] 【写真】影山優佳さんが“人気女優”と代表戦を現地観戦「可愛すぎる」「勝利の女神が2人」 「あいつのあんなシュート見たことないですよ」 帝京長岡高・古沢徹監督がそう言って笑顔で振り返ったのは、東海大相模高との試合を決めることになった3点目のゴールだ。MF水川昌志(3年)が思い切り良く放ったミドルシュートはチームの仲間たちも驚く一発だった。 水川は中盤のテクニカルなプレーヤーとして評価が高く、この試合前にも関東の強豪大学関係者が「水川に注目して観ている」と語っていた実力者。ただ、ゴールを奪える選手という評価は聞いたことがなかった。 そこで古沢監督に聞いてみたいと思っていたのだが、返ってきたのは指揮官も「ビックリした」という回答だった。 一方、水川によると、まさにゴールの部分は課題として感じていた部分だと言う。「(高円宮杯プレミアリーグで)大津高に負けたあとにあらためて自分を見つめ直して、自分のプレーには怖さが足りないと感じていた」。シュートの練習への取り組み方も変えたと言い、「こっそり練習していました」と笑って振り返る。 加えて「気持ちが入っていた」のは、水川が元々神奈川の選手だからという面もある。東海大相模には中学時代に在籍したシュートSCのチームメイトもおり、それ以外にも「知っている選手は多かった」。自然と気持ちは高ぶっており、「いつもだったらパスを探していたと思う」というゴールの場面でも、迷わずシュートを選択。それが奏功する形になった。 「ゲームをコントロールしてリズムを作るところには自信があった。それにプラスして、ボールとゴールを奪える選手になっていきたい」(水川) テクニカルなプレーヤーから攻守で相手に「怖さ」を感じさせる選手へ。夏の全国舞台で、帝京長岡の7番はさらなるブレイクスルーを狙っていく。 (取材・文 川端暁彦)