横浜で街頭演説をする小泉進次郎氏（写真・保坂駱駝）

　自民党総裁選に出馬表明した小泉進次郎元環境相が、9月8日、横浜市で街頭演説をおこなった。前日に銀座で5000人を超える街頭演説をした進次郎氏だが、それを優に超える7000人の民衆が駆けつけた。 【写真アリ】“激変” で心配の声が寄せられる菅義偉前総理 　そして、その聴衆の前に登場したのは、菅義偉前総理。街宣車に上がりマイクを握った菅氏は「なんとしても今度の総裁選挙、小泉進次郎さんに日本の舵取りを託したい」と明言した。 「菅氏が誰を支援するか動向が注目されていましたが、今回初めて小泉氏を担ぐことを、自らの口で明らかにしました。菅氏は3年前の総裁選で河野太郎氏を支持しましたが、今回、河野氏は所属派閥の長である麻生太郎副総裁の支援を受けています。首相経験者2人による “代理戦争” の側面もあるわけです」（政治部記者） 　菅氏の “進次郎支持” に、Xでは「菅前総理」がトレンド入りする事態に。しかし 《菅さんには真底ガッカリ！結局は権力を握りたいだけなんだな！》 《進次郎を祭り上げた菅さんには心底失望した》 　と、批判的な意見がほとんどを占めている。また、そのなかに多いのが、次のような声だ。 《応援演説の菅元総理、魂抜けたみたいな顔してたけど大丈夫か、、、？》 《菅さんに表情がないですね　手も動きもぎこちない　暑かったから？》 《今テレビで演説会の様子見てたけど、菅さんがバイデンみたいに見えた。表情は虚ろで笑わないし、ガンバローって言って皆で拳上げるタイミングもズレてるし》 《テレビにうつってたが、ガースーの老け込みが凄いな。とても一つ前の総理とは思えない程に老けてた》 　街頭演説の現場で取材をしていたジャーナリストの鈴木エイト氏も、自身のXに 《菅義偉氏がヨロヨロとしている印象があり、力強さは感じなかった》 　と、投稿している。 「菅氏がマイクで話したのは約1分ほどで、非常に短いものでした。普通ならば視線を左右に動かし聴衆に語りかけるように話すはずですが、視線はほぼ前方から動かず、表情にも力強さは感じられませんでした。 『軽い脳梗塞を発症した』と健康不安説を報じた一部メディアもあり、心配です。以前よりもかなり痩せていたような気がしました」（現場にいた人） 　同日夜、菅氏の公式Xが更新され、 《自民党を変え、新しい時代を牽引するリーダーとして、今回の総裁選で私は「小泉進次郎」さんを応援します》 　と宣言。コメント欄はほぼ批判的な意見で埋め尽くされているが、そのなかにも 《体調だけはどうかお気をつけください》 《体調を整えて、頑張って下さい。まだまだ出番はたくさん残っています》 　と心配する声が。75歳の菅前総理、まだまだ第一線で活躍してほしい──。