本物のRockを聴け! MOUNTAIN MAN、1stアルバム発売記念ツアー開催中「ライブハウスでロックを聴いてもらうのが最高だ」高橋和也
【YFM 夕刊フジmusic】 This is the Rock! MOUNTAIN MANの高橋和也(Ba、Vo)、原田喧太(Gt、Vo)、平山牧伸(Ds、Vo)が繰り出す豪胆なサウンドは誰にも邪魔をされない〝リアル〟。1stアルバム『Great Love』発売記念ツアーを開催中、本物のROCKがここにある。 高橋和也はコロナ禍の2021年、真摯にロックと向き合った。様々なゲストを招いたソロアルバム『MOUNTAIN MAN』を制作し、翌22年2月に発売。そのなかの1曲「emergency call O.T.G.」に参加した原田喧太と平山牧伸が、バンド結成へのキーパーソンになった。 「コロナ禍で時間ができたとき、男闘呼組のイメージで楽曲を制作し始めた。それが男闘呼組は別プロジェクトで動き始めて、でもソロツアーもしたくて喧太にダメ元で声をかけた」(高橋) 「僕と和也の出会いは17。親父(俳優の原田芳雄さん)が『同い年だから』と連れてきた。それ以来の友達だけど一緒に音を出したのはこのバンドが初めて」(原田) 「ヒラポンとの出会いは男闘呼組のオーディション。なかなかイメージが合うドラムがいなかったなか、最後にヒラポンが来て〝これだ〟と僕が採用を決めた」(高橋) 「和也がハタチで僕が23のころ。それから一緒にやっている。もともとロックドラマーではなかったから、今もロックを続けているのは男闘呼組のおかげ」(平山) 高橋と原田の初セッションは「サウンドだけでなくコーラスも合った」(高橋)と大成功。平山と3人でツアーを組み、当初は『高橋和也 SOLO TOUR 2022 MOUNTAIN MAN』のタイトルが、ライブを重ねるたびバンドとしてのグルーヴ感が高まり〝MOUNTAIN MAN〟に化けた。 「大好きなロックを好きな仲間と演奏して全国を回る。楽器の搬入搬出も自分たちでやる。手作りで余計な装飾や演出もいらない。お客さんとの距離が近いライブハウスでロックを聴いてもらうのが最高だ」(高橋) 男闘呼組のメンバーがいれば当然観客は女性が多い。しかし妥協などせずロックを叩きつける。たとえばフラワー・トラベリン・バンドのカバー「SATORI」を知るファンは少ないが、体を横に揺らしてノる姿にロックの凄みを確信した。