本誌の直撃に応じる壇蜜（写真・梅基展央）

「けっこうショックでした。まさか、自分の勤めているところがなくなるなんて……」 　3月27日、芸能界に衝撃が走った。突如、芸能事務所・フィットが破産手続きを開始していたと報じられたのだ。 【写真】本誌の直撃に応じるサウナ帰りの色っぽい壇蜜 「同事務所はグラビア界の超名門。吉木りさ、杉原杏璃を筆頭に、多くのグラビアアイドルを抱えていました。一方で、業界内では数年前から資金繰りに苦しんでいると噂されていました。円満な “解散” ではなく破産を申し立てたということは、多くの債務が残っているのでしょう。芸能事務所で典型的な “債務” とは、ギャラの未払いです」（芸能記者） 　はたして真相やいかに……。冒頭のとおり、本誌に赤裸々な思いを語るのは、フィットが生んだスターの一人、壇蜜だ。 　事務所の破産が報じられた当日の夜19時。ラジオ出演を終えた壇蜜は、電動自転車に乗って行きつけの銭湯に現われた。2時間以上サウナと入浴を楽しんだ壇蜜は、髪もお肌もツヤツヤ。昨年春の体調不良から、すっかり回復したようだ。 ――「FLASH」です。事務所が破産しましたね。 「2、3週間前にマネージャーさんから聞いてはいましたが、実際に経営状況がどうなっているのかなど、詳しい話は把握していないんです。びっくりしましたよ。 　私個人としては、今までお世話になっていたマネージャーさんを窓口にして、少しずつ復帰していけたらなと考えています」 ――ギャラの未払いがあると聞いています。 「そうなんです。マネージャーさんから払ってもらっていないお金があるとは聞いていますけど、今まさに弁護士さんと話をしている最中なので、詳しいことはちょっと……。 （100万～200万円ぐらい？）そんな感じです。私が去年入院しているので、ショックを受けさせたくないという思いやりから、マネージャーさんがあんまり話してくれないんです。 　もちろん、生活のために報酬はきちんといただきたいですが、社員さんたちの給料など、残ったお金を支払う優先順位もあるだろうし、難しいのもわかっています」 ――社長とは直接話せている？ 「仲が悪いということは全然ないのですが、やはり私の体調の影響で、社長とはこの半年ぐらい直接お話しできていません。ほかの所属タレントさんとも同じです。ただ、芸能活動をやめる方もいれば、ほかの事務所に移る方もいるとは聞いています」 ――今後の活動は？ 「退院してから半年になります。病院にはまめに通っているし、症状も回復しているので、焦らず仕事に復帰していきます。一時期ペットを次々と失い、それが全部自分のせいなんじゃないかと思い詰めたりして、生きる意味を考えてつらくなっちゃったんです。 　朝起きても体が動かず、夫の清野（とおる）さんが励ましてくれても、言葉がうまく出てこない。夫は一生懸命やってくれているのに。病院ではうつ病の一種だと言われました。入院を経て、少しずつ元の暮らしに戻れるようになりました。 　ここ（銭湯）の常連さんには、励ましてもらっています。ご主人は『早く次のカレンダー出して』と言ってくれたり（笑）。とりあえず今年の目標は再入院しないことと、カレンダーの発売です。吹っ飛んだ事務所のことで腐らず、前を向きたいと思います」 　そう言って笑みを浮かべる壇蜜はなんとも色っぽい……。カレンダー制作、写写丸が立候補します！