マルチタスクをやめて生産性を上げる4つの方法
1. パレートの法則とは
結果の8割は2割の行動から生じるということを発見した「パレートの法則」があります。 自分が何かをしている、成果を上げていると感じられるあいだは気分があがるのは確かですが、それが必ずしも成果につながっているとは限りません。 方向性の間違ったことをしている場合はなおのことです。自分が本当にするべき20%が何なのかをほとんどの人が把握できていないのが問題なのです。 重要な仕事もそうでないものもあるなかで、すべてを同じようにこなそうとすると、成果を上げることに対するハードルは必要以上に高くなってしまいます。 そこで、生産性を上げたいなら、自分にとっての20%はどれなのかを見極めることに時間を費やしましょう。
2. 結果を出すための戦略を練る
次に、目標を達成するための戦略を立てましょう。戦略を立てるといっても、そう難しい話ではありません。 シンプルに、3~5つの目標を定め、それらに専念する時間を設けてきっちり仕上げるのがベストです。 集中して取り組む習慣や仕事をまとめてする方法、雑念を振り払うスキル、スケジュールに余白を持たせるなどの戦略も重要です。 達成するべき目標は既に厳選し、それに専念する時間も確保済みとなると、目標達成にはそう時間はかかりません。
3. 不要な仕事をきっぱりやめる
生産性を高めるためのもうひ1つのコツは、抱え込んでしまっているものを減らすことです。 優先順位の高い仕事が特定できたら、それ以外のものは次の3つに分類しましょう。 他人に任せる(やらなければならない仕事で、かつほかの人に任せられるもの) 先送りする(緊急でないもの) やめる(する必要がまったく認められないもの)
4. システム、プロセス、テクノロジーの活用
最後に、システムやプロセス、テクノロジーを取り入れて、作業の軽減を図りましょう。 ただし、これらの導入に関してしっかり時間を設けて検討しない限り、現状を打破するにはいたらないでしょう。 作業をよく洗い出し、適切なシステムを導入、微調整し、テクノロジーを活用して生産性とパフォーマンスの向上に努めましょう。 Source:Cleveland Clinic Originally published by Fast Company [原文] Copyright © 2023 Mansueto Ventures LLC.
永木久美/OCiETe