アーセナルやチェルシーが興味を示したスポルティングのストライカー 今夏の移籍が実現しなかった理由を語る 「おそらく高すぎたのだろう」
今シーズンも得点量産モード
スポルティングに所属するスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュ(26)は今夏のステップアップが注目されていた選手の1人だ。 昨夏にイングランド2部のコヴェントリーからスポルティングに加入した同選手は、加入初年度となる昨シーズン、公式戦50試合で43ゴール15アシストを記録し、瞬く間にビッグクラブが注目するストライカーへとなった。ストライカーを探すアーセナルやチェルシーといったクラブが獲得を目指していたと考えられているが、ギェケレシュは移籍金が高すぎることが残留に関係していると考えているようだ。 「彼ら(スポルティング)は先発メンバーのほとんどに残留してほしかったし、我々をしっかりと引き留めた。そういう結果になったが、私はスポルティングが大好きなので、残留することに何の問題もなかった」 「おそらく高すぎたのだろう。結果何も起こらなかった。もちろん、大金だ。でも次の移籍市場で何が起こるか見てみよう。何も起こらなかったし、かなり良いシーズンだったように感じる。だから、たぶんそれが単に動きがなかった理由だろう」 「しかし、それがスポルティングが私に与えた価値であり、それを尊重しなければならない。スポルティングでとても楽しく過ごしているし、何にも不満はない。だから、ここに留まることにまったく問題はない。もちろん、他のリーグやより高いレベルで試したいという気持ちはあるが、ストレスはない」(『Aftonbladet』より) スポルティングはギェケレシュの契約解除金を1億ユーロに設定しているとも報じられており、これが今夏のステップアップが実現しなかった理由だと選手本人は考えているようだ。将来的な移籍は示唆したものの、ギェケレシュはスポルティングでの充実感も言葉にしている。 昨シーズン、世界にその名を轟かせたストライカーは今シーズンも絶好調で、すでに公式戦5試合に出場し、7ゴール3アシストをマークしている。今シーズンも得点量産モードに入っているギェケレシュのステップアップは時間の問題かもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部