NGT48大塚七海ら4人が田植え初挑戦「新潟のお米のおいしさを知っていただくきっかけに」
NGT48が15日、恒例の田植えを新発田市内で行った。同市の農業法人「越後新鮮組」の協力を受けてメンバー全員で取り組んでいる「農業プロジェクト」の一環で、今年が4回目。今回は大塚七海(23)、奈良未遥(26)、木本優菜(20)、関野山凪(18)の田植え初挑戦の4人が、コシヒカリ「ときむすめ」の苗を植えた。 【写真】初めて田植え機を操作し笑顔の木本優菜 ◇ ◇ ◇ 五月晴れの下、NGT48の4人が心地よい汗を流した。午前9時に越後新鮮組が管理するグループ専用の1ヘクタールの田んぼで作業を開始。約3時間をかけて「ときむすめ」の苗を150箱ほど植えた。田んぼ内の雑草の除去、苗や肥料の運搬、そして田植え機の操作と、全員で行った。 4期生の関野山は初めての農業体験で、奈良、大塚、木本は稲刈り、芋掘りなどは経験済み。ただ、田植えは今回が全員初挑戦。田植え機を操作した木本は「難しかったです。目印があっても真っすぐ進められなかった」と苦笑い。関野山は「育てることは大切。中途半端ではなく、育てるぞ!と本気でやります」と力を込めた。 新潟の良さを全国にPRすべく始まった農業プロジェクトは、21年に大塚の同期の2期生を中心にスタート。現在は全メンバーが参加するグループの必修事業となっている。この日は新発田市のわかば幼稚園の園児73人が食育特別授業で作業を見学するなど、地域への広がりも見せている。 これからの季節、畑での作業も含めて定期的にメンバーが交代で作業に参加する。大塚は「農業はNGTならではのもの。これからも大切に頑張っていきたいです」。奈良は「ときむすめは本当においしいです。新潟のみなさんにも、あらためて新潟のお米のおいしさを知っていただくきっかけになれば」。この日植えたときむすめは10月に収穫される。【斎藤慎一郎】 ◆NGT48農業プロジェクト 新潟県の主要産業の農業を体験しながら学び、発信することを目的に21年にスタート。新発田市の農業法人「越後新鮮組」の協力の下、メンバーが同市で月2、3回のペースで農作業を行う。例年米4トン、じゃがいも1トンなどを収穫。収穫物はメンバーによる直売イベントやオンラインショップ、県内スーパーで販売するほか、県内飲食店でも食材として使用される。また、フードバンクや児童施設にも提供されている。