韓国の林鐘勲/申裕斌ペアが混合複V パリ五輪シード争いで張本/早田ペアとの差を広げる<卓球・WTTコンテンダーラゴス2024>
<卓球・WTTコンテンダーラゴス2024 日程:2024年6月19~6月23日 場所:ラゴス(ナイジェリア)> 23日、WTTコンテンダーラゴス2024は大会最終日を迎え、全日程が終了した。 混合ダブルスでは林鐘勲/申裕斌ペアが優勝を果たし、25日に更新される世界ランキングでトータル4110ptの2位をキープする見通しとなっている。 林鐘勲/申裕斌ペアはパリ五輪にも出場する予定となっており、日本代表の張本智和(智和企画)/早田ひな(日本生命)ペアのライバルでもある。 パリ五輪混合ダブルスにおいてメダルを獲得するうえで重要となるのが、中国代表ペアと決勝まで当たらないこと。そして、パリ五輪のシード順位は世界ランキングによって決定するため、現状第1シードが濃厚な中国代表と決勝まで当たらないようにするには、第2シードを獲得するのが確実な方法である。 そのためには世界ランキングで2位に入る必要があるが、張本/早田ペアは現在3605ptで3位につけており、林鐘勲/申裕斌ペアは今大会の優勝でさらにリードを広げる形となった。 25日からはWTTコンテンダーチュニスが開催され、張本/早田ペアが出場する予定となっているが林鐘勲/申裕斌ペアはエントリーしていない。そのため、同大会で張本/早田ペアが優勝すれば、両ペアのポイント差は200ポイント台に縮まり、混合ダブルス第2シードの行方は7月2日から始まるWTTスターコンテンダーバンコクまで持ち越される。 しかし、WTTコンテンダーチュニスで張本/早田ペアが優勝できなかった場合、状況は林鐘勲/申裕斌ペアがかなり優勢となる。 両ペアにとって、残りのWTT2大会は一つの負けも許されない戦いとなるだろう。
ラリーズ編集部