小林可夢偉、再びNASCARへ! 昨年のインディアナポリスに続き、今度はCOTAでカムリをドライブ
昨年8月、インディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースで行なわれたNASCARカップのレースで、NASCARデビューを果たした小林可夢偉。同年の参戦はその1レースのみにとどまっていたが、今年も3月下旬にカップシリーズにエントリーすることが明らかとなった。 【動画】スーパーフォーミュラは早くも2024年シーズン開幕! 第1戦鈴鹿:決勝ハイライト 元F1ドライバーで、最近は日本のスーパーフォーミュラ、そしてWEC(世界耐久選手権)で活躍している小林。特にWECはトヨタのチーム代表と7号車のドライバーを兼任するなど、大きな責務を任されている。 そんな小林は昨年、F1ドライバーになる前からの夢だったというNASCAR参戦を実現させた。参戦チームはトヨタ・カムリを走らせる23XIレーシングで、8月13日にインディアナポリスのロードコースで行なわれた“ベライゾン200”にエントリーした。 デビューに際し、小林はこう語っていた。 「日本の人たちに、NASCARという素晴らしい世界を知ってもらいたいです。V8エンジンの音は強烈ですし、『モータースポーツはこうあるべきだ』と思って欲しいです」 「接触してもペナルティがないのはフェアじゃないと思う人がいるのも事実ですが、やはり速い人が勝つことには変わりないので、それは一旦置いておいた方がいいですね」 28番手スタートとなった小林は何度かアクシデントに巻き込まれるシーンもあり33位に終わった。しかしレース自体はとても楽しめたといい、またチャンスがあれば再挑戦したいと語っていた。 そして2024年シーズン、小林はNASCARカップに再挑戦することが決まった。チームは昨年と同じ23XIレーシングで、戦いの舞台はインディアナポリスではなく、F1やMotoGPといった世界選手権レースも数多く開催されるサーキット・オブ・ジ・アメリカズだ。これはシリーズ戦の大半がオーバルで開催されるNASCARカップにおいて、数少ないロードコースでのレースのひとつだ。 決勝レースは約1週間後の、現地時間3月24日(日)に行なわれる。
Nick DeGroot
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