水原慎が2節連続Vのエンジンを獲得/ボートレース唐津
ボートレース唐津の「第15回虹の松原カップ」は23日に開幕する。準優制の4日間開催。男女混合戦で、初日メインの12Rドリーム戦には、1号艇から順に安河内将、中辻崇人、遠藤エミ、福来剛、小池哲也、小坂尚哉が揃う。 地元の期待を背負う安河内がイン戦で人気を集めるが、中辻は昨年7Vを超える活躍を見せ、前走の江戸川一般戦で年間最多の8Vを達成。1着数は114を記録し、現在トップを独走している。絶好調の中辻は、安河内にとって強敵となるが、センターには福岡レディースチャンピオンで大会2連覇を果たした遠藤が構える。軽量級SGチャンプの遠藤が攻めに転じれば、外枠にもチャンスが広がり、見どころの多いドリーム戦となりそうだ。 前検気配では、逃げを狙う安河内が伸びに手応えを感じている。一方、中辻は「ペラは自分の形に叩いていった。反応はありました」と仕上がりに自信を見せている。遠藤は、江口晃生が調整に苦しんだエンジンを使用しており、乗り心地に不安を感じている模様。福来は押し感に甘さが残り、ペラの外周りを調整する必要がありそうだ。小池と小坂尚は中堅機で、展開次第では見せ場を作れるだろう。 予選組で注目を集めるのは水原慎。初下ろしから出畑孝典、深川真二が2節連続優勝した12号機を手にした。「足合わせをしていないのでまだ分からないが、伸びなどは大きく変わらなかった」と語る。追い風の影響もあり、目立った気配は感じられなかったが、出畑と深川が高評価を与えたパワフルなエンジンで、2号艇の初戦10Rに登場する。彼の走りから目が離せない。
マクール