まさに伝説! 歴代日本代表、最強の英雄(2)弱点なし!? 世界に誇る「アジアの壁」
今ではFIFAワールドカップの常連国となった日本だが、初出場を果たした1998年フランス大会までの道のりは長かった。今回は1990年代の日本代表において不可欠だった存在の選手たちについて、フットボールチャンネル編集部が独自の方法で算出した能力値を紹介する。
DF:井原正巳(横浜マリノス/日本代表) 生年月日1967年9月18日(当時26歳) 1995年リーグ戦成績:47試合1得点 日本代表通算122試合5得点 日本代表主な出場大会:AFCアジアカップ1988、AFCアジアカップ1992(優勝)、AFCアジアカップ1996、1998年FIFAワールドカップ・フランス大会、コパ・アメリカ1999 日本サッカー界にとって井原正巳の名前は欠かすことのできないものだろう。代表キャップ数122は遠藤保仁に次ぐ歴代2位の記録であり、1993年のJリーグ創設からスタートした日本サッカーの成長期の中で世界と渡り合える選手だった。 基本データの対象としたのは、所属した横浜マリノスでJリーグ年間王者に輝き、アジア年間最優秀選手賞に選出された1995年のもの。Jリーグベストイレブンには1993年から97年まで5年連続で選出されており、まさに全盛期といえる時期だ。 日本代表が初出場を果たした98年W杯フランス大会ではキャプテンを務めるなど、「メンタル」の高さには定評がある。また、「守備力」「フィジカル」「スピード」「IQ」「空中戦」で70を超えており、CBとして弱点の少ないバランスの取れたタイプだった。 「アジアの壁」と呼ばれるほどの高い実力を持ち、知性を感じさせる精悍な顔立ちでキャプテンとして信頼を集めた理想的なリーダーだった井原正巳。この選手の存在も、日本代表が飛躍的な成長を遂げる過程で重要であり不可欠なものだった。