世界選抜は揃って練習ラウンド 主将マイク・ウィアーが明かした副主将・丸山茂樹の“効能”
<プレジデンツカップ 事前情報◇24日◇ロイヤルモントリオールGC(カナダ)◇7279ヤード・パー70> ホンネを語った松山英樹の大会前インタビュー【動画】 開幕を2日後に控えた24日、世界選抜は12人が揃って練習ラウンドを行った。午前8時から前半の9ホールをそれぞれプレー。休憩を挟んで今度は14番から12人がホールに集結し、ティショットを打つ選手、セカンドを打つ選手に分かれるなどコースの確認をした。 地元カナダのファンは“世界選抜”の練習ラウンドから大声援、開幕に向けて松山英樹もコースに出て調整した。正午には両チームのキャプテン、ジム・フューリク、世界選抜のマイク・ウィアーが揃って公式会見に臨んだ。 過去14大会で米国が12勝と圧倒的な強さを誇る。世界選抜が勝利したのは1998年のオーストラリア大会だけで、この時は初出場した丸山茂樹が5勝0敗と大活躍。世界選抜を勝利に導いた。 ウィアー主将はこの丸山にアシスタント・キャプテンを依頼。その理由について「シゲキは素晴らしいチームのリーダーだ」とウィアは語る。さらに「シゲキは98年大会のキーだった。ぼくはシゲキと長い間一緒に戦ってきた。あの笑顔をチームに加えることの意味は大きい。ヒデキも笑顔になる」と続ける。 12人の世界選抜で韓国勢がトム・キム、イム・ソンジュ、キム・シウ、アン・ビョンフンと4人いるのに対し、日本勢は松山1人だけ。「ヒデキにとってチーム内に日本の仲間が居ることは大きな力になる。ヒデキだけじゃない。シゲキからチームは大きなパワーを受ける」と絶賛した。 一方で地元カナダ勢はコリー・コナーズ、マッケンジー・ヒューズ、テイラー・ペンリスの3人が出場。会見に臨んだコナーズは「数字上はどうみても米国チームが上かもしれない。でも僕たちは“勝ち目のないチーム”じゃない。素晴らしいチームだ」と世界選抜に自信を示す。その勝利につなげるためには「地元のファンの声援が大きな力になる。カナダのゴルフファンの力はすごいんだ」と声高に話した。 火曜日からファンが詰めかけ、コース周辺はすでに交通規制が引かれ厳戒態勢となっている。着々と士気は高まっている。