天才・堂本剛、荻上直子監督の発言に「乗っかる必要はない」
「KinKi Kids」の堂本剛(45)が4日、都内で行われた主演映画「まる」の公開後舞台挨拶に登壇した。 監督と脚本を手掛ける荻上直子氏と堂本は、今回が初タッグ。美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている沢田(堂本)が、自ら描いた○(まる)を発端に、日常が○に浸食され始める奇想天外な物語。 堂本は10代、20代からの感想が印象的だと言い、「ご自身の今の環境と重ねて、日々葛藤されている日常とリンクするということで、長文のメッセージをたくさんいただく。葛藤に対して、映画に“背中を押してもらいました”“エールをもらいました”というメッセージがすごく多かったので、そういう世代の方々にも大きな力になっているんだなと思っています」と喜んだ。荻上監督が「(私は)悪いレビューとかを見ると死にたくなっちゃうので、見ないようにしている」と明かすと、堂本が優しく「我々は作品に魂を込めている。今日お時間をさいてくださったり、この作品の思いをつなげてくださる方に対して作っているので、大丈夫ですよ」となだめる一幕も。 また、役にからめて、売れると態度を変える人を例に挙げ、「僕とかも“イヤ、そう言ってなかったやん!”とか、“平気で、へ~言うんや”みたいな感じとかはいっぱい経験してきた。人って勝手やなみたいな。そういう風に言いたい人は、言っていればいい。それに乗っかる必要はない」と持論を展開し、荻上監督は「達観してますね~」と感心していた。 さらに、荻上監督は堂本との撮影を振り返り「やっぱり天才でした!左手で描く丸とか」と絶賛。堂本は「(気を遣わなくて)大丈夫ですよ?」と恐縮していたが、「でも、練習もせずにモップで初めて書いた、屋上の〇は天才でした。あれは天才的な〇だった」と結局自画自賛し、笑いを誘った。
テレビ朝日