〔NY外為〕円、154円台後半(23日朝)
【ニューヨーク時事】23日午前のニューヨーク外国為替市場では、政府・日銀による為替介入への警戒感がくすぶる中を、円相場は1ドル=154円台後半で小動きとなっている。午前9時現在は154円80~90銭と、前日午後5時と同水準。 米利下げ先送り観測などを背景に海外市場で進行した円売り・ドル買いの流れがひとまず一服。朝方はやや円買い・ドル売りの流れに傾いていた。ただ、米長期金利の上昇を眺めて、ドルの買い戻しが入り、円相場は154円台後半でもみ合いとなっている。日銀の金融政策決定会合を25、26両日に控える中、政府・日銀による介入警戒感も強く、様子見ムードも広がっている。 市場の関心は、S&Pグローバルがこの日午前に発表する4月の米製造業・サービス業購買担当者景況指数(PMI)速報値に向かってる。 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0660~0670ドル(前日午後5時は1.0648~0658ドル)、対円では同165円10~20銭(同164円91銭~165円01銭)と、19銭の円安・ユーロ高。