ラブドール製造の老舗「オリエント工業」が事業終了 創業者引退「願いを尊重」し1977年からの事業に幕
日本のラブドール製造メーカー「オリエント工業」(東京都台東区)が21日、公式ウェブサイトで事業終了を発表した。 【写真】47年の思いヒシヒシ 公式サイトに掲載した「事業終了のお知らせ」 同社は「事業終了のお知らせ」として「突然になりますが創業者であり、長年にわたり会社を牽引してまいりましたオリエント工業の代表『土屋日出夫』が、体調を優先することを決断し引退を決定いたしました。私たちの会社を支え信じて下さったすべてのお客様、パートナーに心から感謝申し上げます」とつづった。 また「代表の健康状態を考慮し彼の願いを尊重するため、会社としても事業を終了することとなりました。私たちの会社が皆様の生活の一部となり共に歩んできた時間を思い出して頂けると幸いです」と、ギャラリーやショールーム、工場の営業終了を告知した。 オリエント工業は、1977年に特殊ボディメーカーとして、土屋日出夫氏が創業。ラブドール製造の老舗メーカーとして有名だった。 会社概要では「創業当時より目指していたのは、常にかたわらに寄り添って心を和ませてくれるような、『心の安らぎ』を得られる女性像の開発でした。大切なことは、性処理だけが目的の単なる『ダッチワイフ』ではなく、人と相対し関わり合いを持つことをできる『ラブドール』を創ることでした。中には何らかの事情で性的な重荷をお持ちの方々に、精神的、肉体的な充実感を持っていただけるようお手伝いをさせていただく事もありました」と、理念を語っていた。 (よろず~ニュース・杉田 康人)
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