超簡単「具材は2つだけ」絶品鍋に箸が止まらない
おもてなしにも便利な鍋料理は冬の定番! 野村友里さんが紹介するのは、主役の具材がひとつかふたつで充分なシンプルで簡単な「常夜鍋」。 【写真】絶品!鍋料理レシピ集 「友人が集まるおもてなしのときはもちろん、帰宅が遅くなったときなど、冬は自然と鍋の出番が多くなります。主役の具材はひとつかふたつ。子供のころ、母が父のために作るシンプルな鍋が大人っぽく見えて、うらやましくて(笑)。私の鍋は、母が作っていた家族の味を受け継ぎながらも、野菜を変えてみたり、気になっていた新しい調味料を使ってみたりと、少しずつ変化してきたように思います。素材本来の味が楽しめるよう、今も、工夫を重ねています」
●材料(3~4人分) [だし] 昆布水…1ℓ 日本酒…200㎖ にんにく…1片 豚肉(肩ロース、もも肉、バラ肉など好みで)…400g レタス(クレソンやほうれん草でも)…1個 [梅ダレ] 梅干し…2個 煎り酒…適量 ●作り方 ❶鍋にスライスしたにんにくと日本酒、昆布水を入れて沸かす。 ❷器に煎り酒と種を抜いた梅干しを入れ、梅干しをつぶしながら混ぜ合わせる。 ❸レタスと豚肉を皿に盛る。 ❹食べやすい大きさにちぎったレタスと豚肉を①にくぐらせて器にとり、②をつけていただく。 ❺最後に、薄口しょうゆ、みりん、塩、こしょう(材料外。各適量)で味をととのえる。ラーメン(材料外)で締めてもおいしい。
■プラス調味料 日本酒に梅干しなどを入れ、煮詰めたのが煎り酒。梅干しを加え、深みをプラス。
●Profile 野村友里さん 長年、おもてなし教室を開いていた母の影響で料理の道へ。「eatrip」を主宰し、食の可能性を多岐にわたって表現。最新刊に『restaurant eatrip The Little Shop of Flowers Jingumae 2012-2023 神宮前で過ごした11年』(青幻舎)。今回のスタイリングは、すべてご自身の鍋や器で。 撮影/福田喜一 取材・原文/安齋喜美子 ※エクラ2024年2・3月合併号 別冊付録