<全国高校ラグビー>佐賀工、2回戦で涙 東海大大阪仰星に10-14
第104回全国高校ラグビー大会第3日は30日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で2回戦16試合が行われた。佐賀県代表の佐賀工はBシードの東海大大阪仰星(大阪第2)に10―14で競り負け、3回戦進出を逃した。 佐賀工は前半からCTB川原悠悟らのタックルで相手の侵入を阻止した。セットプレーではPR真鍋二郎を軸に対抗。18分にFB岩屋武琉のペナルティゴールで3―0と先制した。後半1分にはモールで押し込んでSO岩田大司がトライ。その後のゴールで10―0とリードした。中盤まで試合を優位に進めたが、連続トライで逆転を許し、終盤の追い上げも及ばなかった。 東海大大阪仰星のほか、前回優勝の桐蔭学園(神奈川)や選抜大会を制した大阪桐蔭(大阪第1)、石見智翠館(島根)のAシード勢、Bシードの常翔学園(大阪第3)などが来年1月1日の3回戦に進んだ。 桐蔭学園は流通経大柏(千葉)に48―7で快勝。常翔学園は高知中央を81―14で退けた。大阪桐蔭は長崎北陽台を44―12、石見智翠館は尾道(広島)を23―0で下した。Bシードで2大会ぶりの優勝を狙う東福岡も16強入り。 京都工学院は中部大春日丘(愛知)、報徳学園(兵庫)は目黒学院(東京第1)を破った。大分東明は高鍋(宮崎)と26―26で引き分け、抽選で3回戦進出が決まった。能登半島地震の影響を受けた日本航空石川は国学院久我山(東京第2)に敗れた。
小部亮介