日本版バロンドールは誰? 23/24、日本人活躍度ランキング3位。ビッグクラブの番人! 名将に愛された鉄人
2024年のバロンドール受賞者が、28日に発表された。1956年に創設されたこの賞は、サッカー界で最も権威のある個人タイトルとされ、毎年大きな注目を集めている。では、もし日本人選手限定で2023/24シーズンのベストプレーヤーを選ぶとしたら、誰がその栄誉に輝くのか。今回、フットボールチャンネルではクラブとサッカー日本代表での成績をもとに独自のランキングを作成した。トップ10を順位ごとに紹介する。※スタッツは『transfermarkt』を参照。
3位:遠藤航 生年月日:1993年2月9日(31歳) 所属クラブ:リバプール(イングランド) 23/24リーグ戦成績:29試合1得点0アシスト 遠藤航は、2023/24シーズンにリバプールの一員として活躍した。プレミアリーグで29試合に出場し、コンスタントにプレーしただけでなく、EFLカップ(カラバオカップ)優勝にも貢献した。 2023年夏の移籍市場でリバプールはMFの補強を目指していたが、モイセス・カイセドやロメオ・ラビアといったビッグネーム争奪戦はチェルシーに敗れ、8月下旬に急遽、遠藤を獲得した。 加入当初、遠藤へのファンの期待はそれほど高くなく、主に試合終盤の途中出場での起用が続いた。プレースピードの速さに戸惑う様子も見られ、パフォーマンスは冴えなかった。しかし、12月にアレクシス・マック・アリスターが負傷離脱し、代役として出場機会を得ると、見事な活躍を見せ、その後は継続して起用されるようになった。 年が明けると、サッカー日本代表の主将としてAFCアジアカップ2023に出場し、全試合にフル出場。グループステージでは1得点1アシストを記録した。 リバプールに戻ってからも守備的MFとして存在感を発揮。ブンデスリーガで「デュエル王」と称されたその能力をプレミアリーグでも遺憾なく示した。2月に行われたEFLカップ決勝のチェルシー戦では、延長戦を含む120分間にフル出場し、チームはクリーンシートを達成して優勝を果たした。 ユルゲン・クロップ監督は試合後、遠藤が松葉杖をついてスタジアムを後にしたことについて、「彼はなんて男だ…。パスポート上は30歳か31歳なのだろうが、彼は機械のようだ」と称賛した。
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