[奇天烈的なパッケージ] マツダを立て直した救世主!!!!! 初代[デミオ]は何がすごかったのか!?
■凝らないことがデミオの良さ
多数のワザを駆使した魔法の室内空間なのだが、インパネ周辺やドア内張りなどは飾り気がほとんどない。シートの柄がマーブリング模様でなければ「タクシーに乗っているのか」と勘違いするような内装なのだ。 しかし全てに凝らないことで、デミオは空間として満足、道具として割り切って使える満足、そして価格の、3つの満足を生み出すことが出来ている。これが初代デミオの最大にして最高の魅力あり、マツダのクルマづくりの原点であると感じるのだ。 今は少々凝ったクルマがマツダには多すぎるような気がする。確かに良いつくりでカッコもイイのだが、デミオのようなシンプルさもどこかに垣間見えてほしい。 That’s MAZDAの時代も、ZOOM ZOOMの時代も、シンプルにユーザーへ訴えかけるマツダの良さが際立っていた。今のクルマづくりに、デミオから受け継がれるシンプルさが加われば、マツダはさらに大きく飛躍しそうだ。