「桜庭ななみ」円満退所がなぜ“宮内ひとみ”に改名? 高杉真宙、桐谷美玲、水上恒司と続く事務所退所ドミノは大丈夫か
加えて、私生活では昨年9月にかねて交際中だった一般男性と結婚したことを発表。前出の編集者が語る。 「結婚からほどなくして退所する流れは、15年に山本耕史さんと結婚したタイミングで芸能活動をセーブし、復帰せず17年に引退した堀北真希さんを彷彿とさせます。なお、デビュー後に事務所の寮で生活していた桜庭さんですが、10代の頃はマネジャーから生活面を管理されており、中でも体重を増やさないためか、お菓子を制限させられていたのが印象的でした。また、仕事のほうも“清純派”のイメージを守るため、事務所がしっかり吟味していた印象。そのためか否か、桜庭さんが恋愛ドラマに初挑戦したのは30歳となった昨年でした。今後は自ら仕事を選べるでしょうから、これまでなら断っていたような役柄にも挑戦するかもしれませんね」 看板女優の桜庭を失ったスウィートパワーだが、ネット上では「エース級女優がいなくなっちゃったけど、スウィートパワー大丈夫なの?」「古参女優がもう高月彩良くらいしか残ってないね」と今後を心配する声も目立つ。前出の編集者が言う。 「スウィートパワーは17年に堀北さんが去ったあたりから人気俳優の退所が後を絶たず、21年に高杉真宙さん、22年に桐谷美玲さんと前出の岡田(水上)さん、23年4月に黒木メイサさん、そして今年3月に退所した内山理名さんは夫である吉田栄作さんの個人事務所に移籍ました。一方で、3年ほど前までスウィートパワーに所属していたKARAの知英さんが、今年11月に日本で活動を行うために再所属。KARAは22年に再始動したことでメンバーへの注目度も高まっており、今後、知英さんがスウィートパワーの大黒柱となる可能性もありそうです」 ■“古巣”に莫大な移籍金を支払うケースも 芸能人の独立事情について、芸能ジャーナリストの平田昇二氏は次のように解説する。 「近年は芸能人の独立が盛んですが、その背景にはインターネットやYouTube、SNSなどの普及により活動の場やビジネスが広がっていることは無視できないでしょう。かつて芸能人の主戦場といえば、興行のステージだったり映画、その後はラジオやテレビだったりという時代が長らく続きます。そうした状況下において、強引な独立や移籍などでそうした組織と関係性が悪化すると、芸能活動を続けるうえで不利益を被ることもありました。それゆえに中には独立するにあたり“古巣”に莫大な移籍金を支払ったり、業務提携やのれん分けのような形を続けたりするケースも。もっとも、そうした組織や組織間のルールが存在することで業界の秩序が保たれているという見方もありましたが、今は事務所の考え方も変わってきているようです」 結婚、退所、改名と、人生を左右する大きな出来事が続いた桜庭。独立後の変化にも注目したい。 (小林保子)