京都の自治体別「幸福度」ランキング1位は大山崎町 住宅供給や利便性影響か
賃貸住宅大手の大東建託(東京)が発表した街の住みここちランキングで、京都府内で「幸福度が一番高い自治体」として大山崎町が選ばれた。京都と大阪の中間にある小規模の町で、幸福度の高い家族の流入が長年続いていることが要因という。 「街の幸福度」はインターネット経由で集計。実際に住んでいる人に「あなたは現在、幸せですか」といった設問に対して10段階で評価してもらい、回答の平均値でランキングを作成した。 同社によると幸福度を巡っては、結婚や子供の有無▽良好な家族仲▽一定の所得・資産の有無-などの影響が大きい。大山崎町にはランキングの上位自治体に共通する「新たに住宅が供給されて人口増の傾向にある」「利便性が高い」といった特徴があるという。 府内ではこのほか2位=向日市、3位=木津川市、4位=精華町、5位=宇治田原町だった。京都市内では西京区の8位が最高で、府北部では福知山市が15位に入った。 また同時に公表された「住み続けたい街」で府内2位、「誇りがある」「愛着がある」などで府内トップだった中京区の幸福度は14位だった。 一方、駅別の幸福度ランキングでは京都市役所前(市営地下鉄東西線)がトップ。2位が久津川(近鉄京都線)、3位が北山(市営地下鉄烏丸線)だった。京都市役所前駅は同社が6月に発表した「住みここち」ランキングでも1位だった。(園田和洋)