「子どもや子育て世代に魅力を」 JR福島駅前のまちづくり講演
福島市中心市街地活性化協議会は11日、同市のウェディングエルティでまちづくり勉強会を開いた。全国の地方都市で活性化事業を展開する建築士事務所「ワークヴィジョンズ」(東京都)の西村浩代表が講師を務め「子どもや子育て世代が魅力を感じるまちづくりを進めるべきだ」と講演。来場者約70人がJR福島駅前のにぎわい創出に向けてヒントを探った。 西村さんは地元の佐賀市や長野県佐久市などの衰退しかけた商店街に住民と共に手を加え、地域のにぎわいにつなげている。人口減少で空き家や空き地が目立つ中「それをどう楽しむかが今後のまちづくりに求められている」と話した。 また年に1度の大規模イベントより、月に1度の定期市の方が効果があるとし「ポイントは日常性をつくり出すことだ」と述べた。まちづくりの方法については、最初は小さい区間や区画から始め「それを周囲に波及させていくことが大切だ」と説明した。
福島民友新聞社