【厚生年金・国民年金】10月15日に「約46万円」と「約67万円」が支給される夫婦の違いとは?
夫婦の年金「約46万円」と「約67万円」の違いは?
ここまで読んでいただいた方は、「夫婦の年金が約46万円とか約67万円って、どういう違いか」について気づいている人もいるでしょう。 まず、「約46万円」。これは1ヶ月あたりにすると23万483円。夫の収入が月額43万9000円で、妻は国民年金のみ加入している場合のモデルケースです。 一方で、「約67万円」は月額33万4721円。この場合、夫の月収が54万9000円、妻も働いて37万4000円の収入を得ている、共働き夫婦のケースを指します。 ●夫婦の年金「約46万円」の根拠 ・夫:会社員として40年間働き、生涯の月収が平均43万9000円。国民年金も満額で支払い済み。 ・妻:専業主婦または扶養内パートで、厚生年金には加入せず、国民年金だけ満額支払い済み。 ●夫婦の年金「約67万円」の根拠 ・夫:会社員として40年間働き、月収平均54万9000円。こちらも国民年金は満額支払い済み。 ・妻:会社員として40年間働き、月収平均37万4000円で、国民年金も満額支払い済み。 夫婦ともにバリバリ働いた場合の年金額です。政府の試算では、夫婦合わせて1回あたり67万円の年金が支給されるのは、限られた一部の夫婦でしょう。
年金「約46万円」でも安心できない理由とは?
6月14日や8月15日に「約46万円」も支給されるなら十分? と思ったかもしれませんが、この金額には注意が必要です。 ●安心できない理由:年金は2か月分 年金は2ヶ月に1回まとめて振り込まれるので、1ヶ月あたりでは夫:16万2483円、妻:6万8000円くらいになります。現役時代の収入と比べると、かなり少ないのがわかりますね。 「今の収入からどれくらい下がるか?」を考えると、生活費の見直しや貯蓄の準備が必要になってきます。 特に最近は物価も上がってきているので、インフレにも注意が必要です。 ●安心できない理由:税金や保険料が引かれる 年金はそのままの金額が振り込まれるわけじゃなく、税金や保険料が天引きされます。 つまり、実際に手にする金額はもっと少なくなります。 受給前に「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で確認できる金額は、あくまで額面なので、そのまま生活費に使えるわけじゃないんです。 思わぬ誤解をしないよう、気をつけてください。
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