藤井聡太八冠が「日本鉄道賞」表彰選考委員に任命される
将棋の藤井聡太八冠=名人、竜王、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖=第23回「日本鉄道賞」の表彰選考委員会委員に任命されたことが20日、国土交通省によって発表された。将棋界からは初の任命となった。 将棋界きっての”乗り鉄“として知られる藤井が自身の知見を生かした新たな仕事にチャレンジする。 「日本鉄道賞」は、「鉄道の日」創設の趣旨である「鉄道に対する国民の理解と関心を深め、国民の強力な支持を得るとともに、鉄道の一層の発展を期する」ことを目的として、鉄道開業130周年の記念すべき年にあたる2002年に創設された表彰制度で、今年で第23回を迎えた。 鉄道に関する施設整備、サービス、映画、楽曲、アート、写真集、テレビ番組など様々な取組の中から優れた取組を表彰するもの。 同委員会選考委員は東京大学大学院工学系研究科教授の古関隆章氏が委員長を務め、フリーアナウンサーの久野知美や国土交通省鉄道局長の村田茂樹氏ら9人が任命されている。 これまでもタイトル戦で各地を訪れた際も好んで鉄道に乗ったり、三陸鉄道の一日駅長などを務めてきた藤井。今年3月には藤井の地元・瀬戸市の名鉄瀬戸線と将棋連盟のコラボで「将棋とれいん」が走るなど将棋×鉄道で両方のPR活動も行ってきた。 国土交通省鉄道局総務課の担当者は藤井の任命理由について「選考委員は鉄道の発展に貢献されている著名人の方々を任命している。世間でも有名ですが、藤井聡太竜王名人も鉄道に興味関心をお持ちとのことで、今回お力をかしていただきたくお声がけさせていただきました」と話した。 藤井は一次選考の書類審査の書類に目を通し評価、二次選考で応募者のプレゼンテーションを見て選考を行う予定だ。
報知新聞社