【J3】大宮、J2昇格&J3優勝は目前 ここまで2桁得点者なしでも計18人がゴール
明治安田J3リーグは12日、第32節の4試合が行われ、首位大宮アルディージャの来季J2昇格が決まる可能性がある。3位富山がアウェーで宮崎に敗れた時点で、12日に試合のない大宮のJ2自動昇格圏となる2位以内が確定する。さらに2位今治が12日にYS横浜に敗れ、大宮が13日にホームで福島に勝つと、6試合を残して大宮のJ3優勝が決まる状況だ。 昨季はJ2で21位となり、J3に降格したが、1年でのJ2復帰は目前。今季ここまでリーグ最多57得点をマークし、失点も最少の19失点と圧倒的な強さを見せている。個人最多得点は日本代表経験のあるFW杉本健勇(31)で9点。2桁得点者はまだいないが、就任1年目の長沢徹監督(56)の下、J1経験のある選手を多数そろえ、計18人がゴールを記録するなど選手層の厚さを示している。 9月にはオーストリアの大手飲料メーカー、レッドブルがNTT東日本から大宮の運営会社の全株式を取得。10月1日付で社名もエヌ・ティ・ティ・スポーツコミュニティ株式会社からRB(アールビー)大宮株式会社に変更となった。ピッチ内では、U-19日本代表のDF市原吏音ら若手も奮闘。選手は目の前の試合に集中している。【石川秀和】