鳥取「元気酒場はれるや」 夢だった地元での開店から3周年
鳥取の居酒屋「元気酒場はれるや」(鳥取市栄町)が11月9日で3周年を迎えた。(鳥取経済新聞) 【写真】「元気酒場はれるや」店内 地元・鳥取で店を開くことが夢だったという店主の柴原洋司さんは、13年間愛知県で店舗経営などを学び2021年に同店を開いた。柴原さんは「愛知で店舗経営を学ぼうと思ったのは、全国からエントリーする居酒屋から日本一の店を決める大会『居酒屋甲子園』のDVDを兄が見せてくれたのがきっかけ。店員が一丸となり、情熱を持って働いている姿に憧れ、そうした職場を作りたくて愛知で新たに優勝を狙っていた店に入り、優勝を経験して店長として勉強できた。店舗経営の勉強を続けていたがコロナ禍で店が落ち着き始めたので、そのタイミングで地元に帰って店を開くことを決めた」と振り返る。 店内には、カウンター3席、テーブル席25席を備える。柴原さんは「もともと全面コンクリートの空間だったが、木のぬくもりを感じられる空間にしたいと思い、木を貼ってもらった。アットホームな空間を作れた」と話す。 昼のメニューは、限定10食の「はれるや定食」(980円)や「塩さば焼き定食」(850円)などの定食と、ウコンが入る「世界一黄色いカレーうどん」(780円)。夜のメニューはおでんやだし巻きなどの一品料理、サラダ、肉魚料理、ご飯物、デザート、酒各種。定番メニューのほか、日替わりでお薦めメニュー約10種を用意する。「骨付き地鶏のスパイス焼き」(780円)がお薦めだという。愛知県の酒販店がオリジナルで作っている「ブランデー契梅酒」は柴原さんが店舗経営を勉強していた際に出合い、メニューに取り入れている。 柴原さんは「スタッフが一丸となり情熱を持って働くことを大切にしながらも、店の規模や土地柄に合わせて柔軟に営業スタイルを変化させ、愛知にいた時よりも一人一人のお客さまと会話することが増えた。今後10年、20年続けていけるよう、地域に愛される店にしたい。そのためにも、飲食店同士のつながりや地域とのつながりを盛り上げていきたい」と話す。 営業時間は、11時30分~14時、17時30分~23時(月曜は11時30~14時のみ)。11月10日~11月13日は休業。
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