『カラーパープル』スティーブン・スピルバーグの名作をミュージカル映画にリメイク
【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1160回】 シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。 【写真全15枚】『レディ加賀』/『カラーパープル』 今回は、2月9日公開の『カラーパープル』と『レディ加賀』をご紹介します。
映画館で観たい!『カラーパープル』 ~“自分の居場所”は、自分の手で掴む!
巨匠スティーブン・スピルバーグ監督が1985年に手がけた伝説の映画『カラーパープル』が、ミュージカル映画として生まれ変わった! 横暴な父から虐待を受け、10代で望まぬ結婚を強いられたセリー。不遇な生活を送る彼女だったが、自由で型破りな女性たちとの出会いを通じ、やがて自らの人生を切り拓いていく……。 主演のファンテイジア・バリーノをはじめ、キャスト陣のパワフルな歌声が、観る者のハートを射抜く。立ち塞がる運命に何度も抗う不屈の精神に、魂を揺さぶられる。 いまこそ観て欲しい希望の物語です。
映画館で観たい!『レディ加賀』 ~大切なのは、ピンチに負けない底力!
『レディ加賀』。耳で聴いただけだと、その言葉の響きから世界的アーティストを思い浮かべる人も多いかも知れません。 しかし本作は、石川県・加賀温泉郷を舞台とした映画。10年前に加賀温泉を盛り上げるべく結成された、旅館の女将たちによるプロモーションチーム“レディー・カガ”からインスピレーションを得て企画されたオリジナルストーリーです。 涙と笑い、そして温泉に浸かったときのような、ほっこり温かい気持ちになれる“おもてなし”エンターテインメントが誕生しました。
『レディ加賀』のあらすじ
加賀温泉にある老舗旅館“ひぐち”のひとり娘、樋口由香。彼女は小学生のときに見たタップダンスに魅了され、タップダンサーを目指して上京。しかし現実は甘くなく……。夢を諦めて、実家の旅館で女将修行を始めることになる。 何をやっても中途半端な由香は、女将修行にも大苦戦。ちょうどそのころ、加賀市役所では天才観光プランナーの花澤譲治を中心に、加賀温泉郷を盛り上げるためのプロジェクトを模索していた。 ある日、酔っ払ってタップを踏み鳴らす由香の姿を見た花澤は、由香をはじめとする新米女将たちを集めたタップダンスチームを企画するが……。