<ブギウギ>キングカズ長男・三浦りょう太の起用理由 「真っすぐな好青年」で“世代交代の象徴”にぴったり
スズ子のモデルとなった笠置シヅ子さんに若いマネジャーがついたという史実は確認できなかったが、「30代になった笠置さんは、このくらいの時期に若い役者さんや歌手の方の相談に乗ったり、熱心に教えたりされていました。若い人たちに働きかけるスズ子をこのあたりで見せられるといいなということで、家族がテーマでもありますし、マネジャーというスズ子に近い存在で象徴的に見せられるのではないかなと考えました」と2人の関係性を描いた意図を説明する。
第106回(3月1日放送)でスズ子の「買物ブギ」のステージを見たタケシは、感銘を受け、スズ子についていくことを決心する。
「三浦さんはステージの袖から実際に見て、その迫力といいますか、すごみを感じて『趣里さん、すごい』と熱く語っていました。三浦さんは素直なので心から感じたリアクションが出たんでしょうね。趣里さん的にはお客さんをいかに盛り上げるかということに集中して、一生懸命に歌ったと思いますけれど、そこをタケシ(役の三浦さんが)がしっかり(背中を)見ることが大事だとちゃんと伝わっていたと思います」
こうして正式にスズ子のマネジャーとして歩み出したタケシ。放送も残り1カ月となったが、娘の愛子(小野美音ちゃん)や家政婦の大野(木野花さん)、元マネジャーの山下(近藤芳正さん)も含めて“家族”となったスズ子とタケシのこれからを最後まで見届けたい。