<ブギウギ>キングカズ長男・三浦りょう太の起用理由 「真っすぐな好青年」で“世代交代の象徴”にぴったり
するとタケシのキャラクターにぴたりとはまり、「ちょっと空回りして調子に乗る性格なんですけれど、新たなメンバーとしてとても魅力的で、今後の成長が楽しみになるキャラクターを演じていただいて、すごく良かったなと思っています」と手応えを感じている。
◇「三浦温泉」と書かれた作務衣風の私服で心をつかむ
撮影での三浦さんは「本当に明るくて、一生懸命に誠実に演じていただいた」と福岡さんは回顧する。
「途中からの参加ですし、いままで『ブギウギ』を見てきたのでドキドキするとおっしゃっていて、最初の方は緊張していたと思います」というが、「くしくもタケシも新参者で最初は緊張しているという状態なので、ドラマ的には面白く描けたのかなと思います」と自信をのぞかせる。
現場での三浦さんは、「真っすぐな好青年で、すごく良い人。現場で愛されていました。本当に明るくて、大きな声で『おはようございます』とスタジオに入ってこられる。礼儀正しくて、しっかりとした人で、気持ちいいなと思って見ておりました」と絶賛する。
また、「それでいて非常に面白くて。当初『三浦温泉』と書かれた作務衣(さむえ)みたいな私服を着てきまして。『そういうところで働いてるの?』と聞いたら、温泉があまりにも好きなので温泉で働いているふうの服を作ってみました、と。とても面白いなと思いました」を笑顔で振り返る。
◇若い人たちに働きかけるスズ子の姿を見せたかった
ヒロインを演じる趣里さんとのコンビネーションは「事務所が一緒なのもあり、(趣里さんにとって)可愛い後輩という感じで、普段も楽しくお話しして、仲良くしていました」と明かす。
その関係性は、スズ子とタケシの間柄にも通じるものがあるという。「タケシは第22週(2月26日~3月1日)ではスズ子から怒られてばかりですけれど、その底にはちゃんと愛があるといいますか、若い人を見捨てない、可愛がる面はうまく表現できたのではないかなと思います」と語る。