人手不足対策 除雪車を一人で運行 実現へ検証【長野・中野市】
通常は2人で運行する除雪車ですが、1人で運行できる技術の開発を県内の企業が進めています。背景には建設業界の人手不足があります。 雪の日に道路でよく見かける除雪車。車内には運転手1人しかいません。本来は雪を飛ばす作業などのため2人で運行します。 人工衛星などを使って雪を飛ばす場所や量を事前に登録することで1人だけで済んでいます。開発が進むこの新技術の見学会が開かれました。 こちらは凍結防止剤をまく車両。散布する場所や量を自動化し1人で運行できています。 「スタート」 なんと運転手の「声」だけで散布できます。この技術開発の背景には深刻な業界の人手不足があります。 ■フクザワコーポレーション・福澤直樹 代表取締役 「今は必ず一路線、2人いないと作業できないという、そういう状況がありますので、それを半分の1人にしようということが一番の目的になります」 人手不足でもこれまで通りの規模とスピードで除雪作業を続けたいという思いがあります。10年ほど先を見据えて社会に広めたい考えです。