刈谷駅北側で計画する高層複合ビルの外観イメージ

　【刈谷】太田商事（本社刈谷市）とアイシン開発（本社刈谷市）は、刈谷駅北側で計画する高層複合ビルの起工式を開催した。駅と商業施設、住宅を融合させたエリアを形成し、刈谷市の玄関口にふさわしいランドマークタワーを目指す。竣工（しゅんこう）は２０２７年８月を予定している。 　プロジェクトの名称は「刈谷桜町地区優良建築物等整備事業」（刈谷市桜町２の１の８ほか）。ＪＲと名鉄の刈谷駅北口から徒歩３分に建設する。近年、周辺の街並みの整備が進んでおり、職住近接の住環境として注目されているエリアだ。 　敷地面積は約２千平方メートル。建物は、鉄筋コンクリート造り地上20階建て。延べ床面積は約１万３８００平方メートル。１～３階が商業施設、４～５階が賃貸住宅（18戸）、６～20階は定期借地権付分譲マンション（88戸）。駐車台数は88台。 　建物の企画については、「刈谷のまちを未来へ導く」を基本コンセプトに置いた。産業の町・刈谷の先進性を表すデザインを採用しつつ、現在の街並みとの調和も意識した景観をつくる。駅北口から延伸するペデストリアンデッキと複合ビル３階付近がつながり、北口周辺の利便性や回遊性が高まる見込み。