オーストラリアから単身韓国へ。夢は韓国とアジアを代表するR&Bアーティスト。LEOの素顔に迫る!
韓国・ソウルをベースに活動するミュージシャンのLEO。8月にB.Iが所属する131レーベルから『ONE LOOK』でデビューを果たした彼は、以前に所属する会社では公開練習生としてK-POPファンに広く知られた存在だった。そんな彼が、R&Bのソロアーティストとしての道を選んだ理由とは? そして、デビュー曲『ONE LOOK』に込めたメッセージ、これからの夢について、Numero.jpだけに語ってくれた。 【撮り下ろし写真】クールな表情でカメラの前に立つLEO
K-POP、韓国ドラマの世界的な成功を見て、進むべき道はこれだと思った
──今回、この記事で初めてLEOさんに出会った方に向けて、自己紹介をお願いします。 「8月にデビューしたLEOです。2002年8月22日生まれ、オーストラリア・シドニー出身です。将来は、韓国とアジアを代表するミュージシャンになることが目標です。今日はお会いできて嬉しいです」 ──オーストラリアにはいつまで? 「17歳までシドニーで暮らしていました。学生時代は、サッカーやラグビー、クリケットなどのスポーツもいろいろやってみたんですけど、正直、あまり上手じゃなくて(笑)。一番好きだったのが音楽でした。だから、音楽に夢中になっている普通の学生でしたよ」 ──影響を受けたミュージシャンは? 「子どもの頃に初めて憧れた歌手は、ピ(Rain)先輩です。6歳の頃、ピ(Rain)先輩が出演する音楽番組やドラマ、映画を毎日見ていました。髪の色も真似したことがありますよ(笑)。先輩は自分にとってのロールモデルです。他にもK-POPはたくさん聴いたし、マイケル・ジャクソン、クリス・ブラウン、blink-182、グリーンデイ、ブライソン・ティラーなどのアーティストからも大きな影響を受けました」 ──曲作りはいつ頃から? 「最初に歌詞を書いたのは小学4年生の頃です。ラップが入っているポップスを聴いて、自分もこんな曲を作ってみたいと書いてみたのが最初です。本格的に書き始めたのは、15~16歳の頃からです」 ──韓国で練習生になろうと思ったきっかけは? 「小さい頃から音楽が好きだったんですが、オーストラリアでミュージシャンになるのは、現実的に難しそうだから、趣味として続けようと思っていたんです。そんな時、K-POPや韓国ドラマが世界で成功している様子を見て、自分の進むべき道はこれだと感じました。オーストラリアは自分の大切なホームであることに変わりはないんですが、当時は、アジア系という自分のバックグラウンドに、誇りをもてないこともあったんです。それに、小さいアジア系のコミュニティの中で周りに合わせようと頑張っているうちに、自分が何者なのかを見失いかけたこともあって。僕には新しい経験が必要だと思って韓国にやってきました」 ──オーストラリアにいた頃に、グローバルオーディションを受けたんですか? 「オーディションというより、韓国の会社が主催する音楽の大会のようなものがあって、自分の音楽を試してみたくて参加したんです。そこでキャスティング(スカウト)していただきました」 ──それが渡韓のきっかけでもあったんですね。家族から反対は? 「ありました。僕に才能があるのかわからなかったし、17年間、自分自身がどんな人間かもわからないまま生きてきたので、成功する確証も自信もありませんでした。だから、家族は心配したんでしょうね」 ──練習生として過ごした3年半は、LEOさんにとってどんな時間でしたか。 「本当にたくさんの経験をしました。まだ言葉にすることが難しいのですが、アーティストとしての基盤になったことは確かです。もしその経験がなかったら、今の自分はいません」 ──練習生時代はグループとしてデビューを目指していましたが、ソロアーティストの道を選んだ理由は? 「自分にとっては、グループやソロなどの形態より、表現する音楽そのものが重要です。最初にグループとして練習する機会をいただき、その時はできる限りの努力をしたんですが、その後、ソロデビューするチャンスをいただいたので、与えられた機会に感謝して精一杯頑張ろうと思っています。少しずつ応援してくださる方が増えてきたのですが、中には練習生の頃から支えてくださる方もいらっしゃって、それは本当にありがたいことだと思っています」