キッチンは細菌の巣!どのくらいの頻度で掃除すべき?
食品、湿気、油などの影響でキッチンは細菌が繁殖しやすい場所だ。アフノール(フランス規格協会)の食品衛生専門家であるオリヴィエ・ブトゥは、これらの細菌の温床を取り除く方法についてアドバイスしている。 まな板、防水シーリング、キッチンフードなど、キッチンはまさに細菌の温床だ。「家の中でも掃除が行き届いていないか、まったく掃除を行っていないことが多い」とアフノールの食品安全専門家であり、食品安全に関する本の著者でもあるオリヴィエ・ブトゥはそう指摘する。日常の不注意で私たちはさまざまな有害物質にさらされる。こうした細菌の増殖を防ぐために、ここでは9つの簡単なステップを紹介しよう。
月に一度、冷蔵庫を清掃・消毒する
「食品の安全性を確保するためには、冷蔵庫を正しく管理することが不可欠です」とオリヴィエ・ブトゥは主張する。専門家は月に一度の掃除と消毒を勧めている。「掃除と消毒は違います。冷蔵庫の掃除はまず、こぼれた食品の残留物を取り除きます。実際には、冷蔵庫の中身を空にして、清潔なスポンジと石鹸水で全体を掃除します。塩素系洗剤を使うのが理想的です。水で薄めて、清潔なスポンジを使います。すべての消毒が終わったら、全体をすすぎ、使い捨ての紙か清潔な布で拭いて、製品が残っていないことを確認します」。冷凍庫に関しては、冷蔵庫と同じ作業を年に1回繰り返す。
冷蔵庫の密閉度をチェックする
冷蔵庫内の細菌が繁殖しやすい場所を清潔に保つため、オリヴィエ・ブトゥは冷蔵庫の扉の密閉度をチェックすることを勧める。「黒い斑点がついていたら、おそらくカビです。直ちに対処する必要があります。というのも、このジョイント部分は機器が密閉されていることを確保する役割を果たしているからです」。冷蔵庫の一部分を定期的に清掃・消毒する必要がある。「ジョイント部分がまだ有効であるかどうかを確認するためには、引っ張ってみるだけです。もし抵抗があれば、それは密封性がまだ良好であることを意味します。そうでなければ、交換のためにホームセンターで新しいものを購入する必要があります」。