【インド】日本産酒類セミナーに地場業者約30人が参加
日本酒や梅酒など日本産酒類の認知度を上げようと、インド北部グルガオンで16日、地場業者向けセミナーと商談会が開かれた。国内の流通やホテル、レストラン関係者ら約30人が参加した。 酒類輸出を促進する国税庁(日本)事業の一つとして、焼き鳥居酒屋「くふ楽」グルガオン店で開催した。セミナーでは、日本からインドへの日本酒輸出などを手がけるミカ・サケ・グローバル(鳥取県)の江岡美香社長が講演。くふ楽が調理した日本食とどんな種類の日本酒や梅酒が合うか、といったペアリングを説明した。 日本酒は種類によって飲む際の適温が異なる点も強調。「温度が変わると、酒の印象も変わってしまう」と話した。セミナー後は商談会があり、日本産酒類を扱う流通業者と参加者が交流した。 セミナーと商談会の企画は、くふ楽運営事業などに携わり、国税庁の酒類輸出コーディネーターを務めるヒロハマ・インディアの本多康二郎社長が担った。本多氏はNNAの取材に対し、「インド人参加者から『次は日本酒とインド料理を合わせてみたらどうか』という意見をもらった。同様のセミナーを今後実施する際に試してみたい」と述べた。