ロシア中銀が1%利上げ 侵攻直後水準、物価抑制
【モスクワ共同】ロシア中央銀行は13日の理事会で、主要政策金利を1%引き上げて19.0%とすることを決めた。ウクライナ侵攻直後に通貨ルーブルの急落に対応するため過去最高の20%とした2022年3月の水準に近づいた。今年7月に続く利上げで、インフレ抑制が狙い。実施は16日から。 ロシア中銀の発表によると、インフレ圧力は高い状態が続き、24年の前年比の物価上昇率は7月予想時点の6.5~7.0%を上回る可能性が高いと指摘。追加的な金融引き締めが必要だと説明した。 現在の金融政策を考慮すると、25年のインフレ率は4.0~4.5%に低下し、その後は4%近辺で推移すると予想した。