立大対早大　笑顔でガッツポーズする決勝打を放った早大・印出と通算10勝目を挙げた伊藤樹（撮影・鈴木正人）

＜東京6大学野球：早大5－1立大＞◇第4週第1日◇5日◇神宮 　早大が終盤の大量得点で立大を下した。 　4回から7回まで毎回得点圏に走者を置くも、走塁ミスやバントミスが重なり無得点。フラストレーションがたまる展開となったが、8回に先頭の尾瀬雄大外野手（3年＝帝京）が中前打を放つと、暴投で二進。1死二、三塁から今秋ドラフト候補の印出太一捕手（4年＝中京大中京）が三塁線を破る2点適時二塁打で待望の先制点を奪った。その後は打線がつながり、一挙5得点で勝負を決めた。 　小宮山悟監督（59）は「ミスだらけだったので。それを是正しないと、（首位を争う）明治戦に弾みをつけた、そんな試合にはならないので。明日、ピシッとします。本来できなければいけないことができないのは、どこかしら理由があるので。その理由は本人たち分かってると思うので、明日ミスのないように試合をします」と渋い表情だった。 　投げては先発の伊藤樹投手（3年＝仙台育英）が5安打11奪三振1失点で完投勝利。春季リーグ戦に続いて連覇を狙う早大は、これで開幕から引き分けを挟んで5連勝とした。